2年ぶりに横浜本牧駅を訪問すると,駅周辺では橋脚の大工事が行われていました.首都高のインター増設の話も聞いておらず,一体何の工事なのか調べたところ,南本牧埠頭への道路新設工事であることが分かりました.横浜港の国際競争力増強のため,南本牧埠頭に喫水16mのコンテナバースが新設されるので,埠頭へ渡る道路(南本牧臨港道路)と首都高への取付部を建設中ということです.取付部は駅構内を縦断するため,橋脚が何本も建てられていました.道路が完成するとヤードの見通しが悪くなり,これまでのように陸橋(錦町第3歩道橋)からの観察は難しくなるでしょう.
2年前に訪問したとき,国際埠頭線の所々でレールをはがす工事が行われており,何を急いで路盤まで壊すんだろうと不思議に思っていましたが,この道路工事の伏線だったわけですね.本牧埠頭へのコンテナ荷役も余り増えていないようで,南本牧ふ頭への鉄路延伸はまずありえないでしょう.省エネ・ドライバー不足で国内貨物の鉄道へのモーダルシフトが進む中,国際埠頭線が南本牧埠頭へ延長されれば元気が出る話になったでしょうが,何かもったいない気がします.
おまけ
本牧駅訪問前に下車した根岸駅でのスナップです.


EF210-116[新]牽引の97レ(左)と構内入換中のEF210-901[岡].901は灰色塗分部が屋根に迫り,ナンバーが助手席側で桃太郎ロゴ無し.下枠交差パンタPS22D,運転席直上の屋根形状も切欠きがあるなど,細部が異なっています.
本稿おわり