根岸駅貨物の変遷 (1)D502,EF65

根岸駅にはJX日鉱日石の製油所があり,タンク車のみで編成された専用列車が発着するだけでなく,神奈川臨海鉄道方面へのコンテナ貨物も見られるなど,横浜の通勤路線とは思えない趣です.また駅構内が平坦で見通しが良く,ホームから入替作業を間近に観察できる貴重なスポットでもあります.
’70~80年代に通学で使っていたときは通りすがりの日常風景でしたが,それでもタキの色がブルーから緑に代わったり,EF65の塗色が更新色になったりと,その時々の変化には気付いたものです.今回は’90年代の根岸駅の貨物列車入換の様子をアップしました.首都高の高架がまだ無いころで,構内が広々と見渡せました.

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これぞ根岸駅の代表的風景.返空の長いタキ編成が,日石への引上げを待っているところ.タキ38000,9800,45000など当時の黒タキ・オールスター.1990.11.18.

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日石D502によるタンカーの入替作業が開始されるところです.端梁にD502の標記.現在D502は太平洋セメントに転属し,秩父鉄道・影森駅でホッパ車入換に活躍中です.1990.11.18.

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D502が青タキ43000を精油所に引き上げるところです.1990.11.18

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製油所に引き上げられるタンク車列.ほぼ同じ場所ですが,15年の間に青タキから緑タキ全盛に代わり,首都高の高架が出来て引込線や製油所構内の配線も変わりました.左:1990.11.18,右:2005.11.3

’80年頃までは,関内駅あたりでもEF13やEF15が牽く貨物列車が,重々しい音を響かせてゆっくりホームを通過するのが当たり前でしたが,このころはEF66に九州寝台特急仕業を譲ったEF65に置き換えられていました.機関士さんに聞いた話ではタキ列車はかなり重く,EF65でも空転に気を使うそうです.実際,雨に日にタキ列車が山手トンネル手前で空転を起こし,筆者の乗った電車が根岸駅で抑止され,車掌さんから「前で貨物列車が坂を上れないため,電車はしばらく停車します」というアナウンスが入ったことがありました.

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夕陽の中,横浜線205系磯子行が発車し,EF65-505牽引のタンカー列車が出発待ちです.1990.11.18.

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特急仕様P型も貨車牽引.これは倉賀野のタキなので,高崎方面へのガソリン輸送列車です.1990.11.18.

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EF65-528が,本牧貨物駅へのトラ・ホキを牽引し,番線を付け替えてきたところです.せっかくFからPに改造したのに,また貨物仕業に充当.1990.3.25.

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根岸駅の発着時刻表です.駅員さん用のホーム放送設備近くの柱に張ってありました.緑は横浜線,オレンジは快速,赤は貨物列車の時刻と思われます.1990.11.18

 

 

 

おまけ:根岸線の電車

根岸線はまだ103系全盛で,205系が横浜線というのが定番.スカイブルーの205系も活躍してましたが,4編成のみでなかなか出会うことができませんでした.

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京浜東北・根岸線の顔だったクハ103ATC車大船行.右側には日石の構内作業員さんが入換のため待機しています.1990.11.18.

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205系4編成中のNo.4の大宮行.左には横浜線の205系が到着.1990.11.18.

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横浜線快速八王子行です.右奥の白い小屋は日石の機関庫です.機関庫の側線付近には国鉄最大のタンク車タキ64000が2両留置されており,いつか電車の窓越しに写真を撮ろうと思っているうちに居なくなってしまいました.

(2)に続く

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