駅での車両撮影が存分にできたドイツを後に,インターシティーでライン川沿いに北上し,スイスに向かいました.国境のバーゼルを超えると,ブフリや小型凸電の出迎えを受け,ドイツに続く期待感!
カルダンやWN(ギア)接手がなかった時代に,リンクと歯車によりモーターと車輪の軸ずれを解消した機構で,さすがスイスという精緻なメカですね.ブフリ式駆動(Buchli-drive) のメカニズム.(→Wikiページ)

高架線上でホッパ車を牽き待機中のRe620形(Re6/6,B-B-B, 山岳用、1239kW, 140km/h)の11633号機.都市名にちなんだ固有名がつけられており,11633はMuri AG(アールガウ州ムーリ)の赤い紋章を付けています.
チューリッヒ近郊のリンマッタル操車場とディーティコン(Dietikon)駅通過の動画(78秒).
市内交通
メーターゲージ,600Vの市電が走ってました.ドイツと同様で終点ループ仕様の片運転台式で,乗降扉も右側にしかありません.

細面のスイス標準車(Schweizer Standardwagen;1944年、スイス交通機関協会(VST)による標準トラム車両 )タイプⅠaがトレーラーⅠbを牽いてきたところ.運行系統番号(ここでは4)は,天井に大きな看板を掲出する方式.どうやって変えてたんでしょうかねぇ??
駅前からチューリッヒ工科大学(ETH)の丘上まで,ポリバーン(工大鉄道)と呼ばれるケーブルカーが走っています.たった176m,高低差41mですが,立派な交通機関として定着していました.
↑切符は40スイスフラン.
7)ユングフラウ鉄道 に続く