構内にはELのカットモデルがあり,記念撮影場所になっています.またこの向かいにの建屋は資料館になっており,各種装置の教習用カットモデルなど興味深い提示物を見ることが出来ました.
一灯式ヘッドライトが優しい顔つきのEF60-47と,厳めしいシェルパ顔のEF63-13.
EF63といえば軽井沢側の双頭連結器とジャンパ栓でしょう.赤:キハ82,橙:165/169系,緑:115系,クリーム:キハ57系と直感的にわかるよう色分けされてました.
発電機用エンジン(客車用)とありましたが,小型のうえ「Denso」の銘板が付いていたり,どうみても車のエンジンのようにしか見えません.食堂車用?
食堂車用?
博物館級銘板の数々.小学生の頃,保土ヶ谷駅で見かけたDD12-2※の銘板があったのに感動.
SLの銘板はよく見かけますが,多数のELモノは流石に大宮工場ならでは.
鋳物コーナーに掲げられていたELスポーク動輪の木型.大きいほうはEF50用(動輪直径φ1400mm),小さいほうは一般EL用(φ1250mm)と思われます.図面に基づいて作られた木彫品ですが,工業製品というより美術品の雰囲気が漂ってました.
ナンバープレートの鋳型も展示されてました.年月部分などは活字のように取替可能なように見えます
煙室戸ハンドル,クロスヘッドなどの鋳型もあり.ハンドルは土崎工場,クロスヘッドは苗穂工場の〇略標記が見えます.
お召し用の運用札,日章旗,旗竿の玉,ご紋章カバーなどの貴重品.
国鉄時代の銘板とD51-187のプレート一式が玄関に展示されていました.
工場の日常の作業の様子や貴重な展示物を落ち着いた雰囲気で見学することができ,なかなか得がたい機会でした.ご案内の労をお取りいただいた方々に感謝です.
(本シリーズ終わり)
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