大宮工場見学 3)検修設備

 鉄道工場見学の楽しみのひとつは,鉄道ならではの専用機械類を観察することができことでしょう.

台車関連

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車輪周りの作業場の配置図.工作機械の配置と担当者が写真入りで示されています.

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メーカーから(といっても新日鉄住金しかありませんが)納入された車輪が,建屋外のラックに整頓されていました(左).1枚ずつバーコードでしっかり管理されており,上は特急M車用,下は205系M車用の標記が見えます.

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車軸を圧入する軸穴を加工する「車軸中ぐり盤」.締りばめなので,車軸径よりも多少小さい穴を数十μmの公差であけなければならず,車輪がデカイ(φ860mm)わりには精密加工が必要.職員さんが仕上がり状態をチェック中.

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検修が完了した輪軸.ディスクブレーキも取付済み.

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整備の終わった205系用のMT61がパレットの上に置かれていました.青と白の「たわみ板継ぎ手」が目立ってます.

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クロ250の台車TR241から車輪が抜かれた状態.

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こちらは251系の電動台車DT56Aの検修のようす.床設置のジャッキにバンコ(板子)を噛ませ,台車枠をジャッキアップ中.

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オロハネ25-503用のTR217も検修中でした.手前の空気ばね付枕梁がいかにも重そうに見えます.この部品が台車から無くなるのは,車両の軽量化からは必定でしょう.

車体関連

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車体ジャッキはモータ駆動による電動ねじ式に見えました.車体長に合わせて移動でくきるように床面にはレールを設置.ここで台車を抜き取ります.

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移動用の仮台車です.右側にはモータが設置され,自走可能.

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艤装作業中の車両末端には,車内/ピットでの作業人数分だけ「旗」が掲出されており,これを取り外してラックに収納しないと車両が移動できない決まり.実際,収納を忘れた職員さんを呼び戻してから移動させたことがあるというエピソードを伺い,安全対策が徹底されていることを実感しました.

塗装関連

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大きな屋根の塗装棟.排気用の煙突が見えます.左に251系がおり,マスキング作業中.

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マスキング場(左)と乾燥場(右).棟内で作業ごとに専用のブースに分けられていました.

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塗装前にお世話になる洗車機.奥に側面用,手前に床下と天井用のブラシが見えます.

移動設備

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鉄道工場設備のハイライト,トラバーサー.深い屋根付きで雨でもOK.

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運転室からは推進軸が伸びていました(左).このトラバーサーは地上レールと面一ではなく,剣先レール(右)で乗り上げる方式.段差は20cm程度でしょうか.

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こちらは台車用の小型トラバーサー.剣先レールが両端で跳ね上げられています.台車移動に用いるワイヤーウインチ付.

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アント工業製の牽引車.タイヤ付きで,横に転線もできる仕様.

その他

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産廃の分別も徹底.カミサンと同名の「けいこちゃん」に思わずシャッターを切る.※ブログアップ4時間後に放送されたNHK-BS「鉄道王国物語2」でも取り上げられ,ビックリ!

4)展示物 に続く

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