C58修復以外の場所では工場の定常的な検修業務が行われており,訪問時には205系,209系,185系,251系,E259系,25系などが入場中で,修繕の様子を見学できました.

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H22年6月近畿車両製のNEXが,初の全検入場していました.車体ジャキで保持され,台車が抜かれている状態.

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SV踊り子用251系も仮台車を履いて整備中.特急用車両は両数が少なく一品一様的なところがあり,整備がチョイ難儀とか.

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こちらは出場待ちの,幕張209系C601編成.

 北斗星用オロハネが車体の補修を受けており,効率化された外板修繕の様子に感心しました.

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黄色いパテを盛られて外板修理中のオロハネ25-503.

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水濡れの関係上どうしても車体裾部分の腐食が進むので,台枠に沿って一定幅で外板を切断し,定尺に切った補修板を点付け溶接.この後パテを盛って塗装する手順で,作業が効率化されていました.

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トイレや洗面所周りはやはり腐食の度合いが大きく,定尺板では間に合わないので,大きめに切断し板を溶接します.

 一方,塗装不要のステンレス車の変身も観察することができました.有機溶剤を用いないシールによる外装も,環境保護の一環と納得した次第です.

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京葉色から湘南色の帯に化粧直し中の205系300番台.旧シールは剥がさず,新シールを貼り重ねていきます.

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ドア付近を真っ直ぐに仕上げカット中.特別な工具を使うのかと思いきや,ありふれたNTカッターと定規で作業してました.「弘法筆を選ばず」で,技でカバー?ちなみに作業員さんは工場職員ではなく,シール専業会社の方々ということです.

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旧番号が読めるモハ205-319千ケヨ.この車両は宇都宮線用モハ205-609宮ヤマに変身しました.

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大宮工場名物の入換用DE10-1099.

3)検修設備 に続く