真冬の水上’88

 1988(昭和63)年1月に,雪の中の上越線を撮ろうと急に思い立ち,1泊で出かけた時の写真です.「115系ローカルが撮れれば良し!」と思っていたのですが,厳冬時とはいえ週末の水上駅は温泉ツアーの団体専用列車発着があり,当時流行のジョイフルトレインを撮ることができました.この頃,車で上越線沿いの県道61を通って奥利根方面に行くことを繰り返していたので,撮影場所の土地カンはありました.ただ,車の置き場所探しや行帰りがかえって面倒だったので,この時は線路沿いを歩きました.当日は土浦から早朝の常磐線に乗り,上野発8:17の高崎行1843M→水上行735Mと乗継ぎ,一つ手前の上牧駅で降りました.

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上牧-水上間の高日向団地付近でとらえた183系基本番台.スキー臨「深雪」が石打に到着し,新前橋(?)へ回送される途中と思われます.幕張所属の貫通扉編成が上越線に乗り入れる列車として人気がありました.1988.1.30

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諏訪峡でとらえた740M高崎行.115系デカ目のローカル3連で,当時はごくありふれた車両も今や過去モン.1988.1.30

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諏訪峡を通過する185系,新特急「谷川3号」2003M水上行.東海道線の斜めストライプを見慣れた目からすると,グリーン横ラインの200番台が新鮮に見えました.1988.1.30

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水上駅で西ミツのパノラマエキスプレス・アルプスと嬉しい邂逅.団体用に窓に号車番号の貼紙がしてありました.1988.1.30

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クモロの貫通運転台の連結面です.2001年9月以降,富士急で「フジサン特急」として3連×2本のバラで活躍するも,現在は1編成のみ現役.1988.1.30

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留置されているアルプスの横を,高崎発水上行741Mが到着するところ.初めて目にする旧新潟色('86~'93年)の塗り分けが新鮮でした.1988.1.30

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水上駅2番線では,EF65-1013[田]に牽引された団体専用の14系座席車が待機していました.1988.1.30

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EF65出発後,湘南色+新潟色の743Mがやってきました.表示が726Mになってますが,高崎出発時に直されていなかったのでしょうか.水上は山間部で天気が変わりやすく,このときは一気に冬晴れ.1988.1.30

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如何にも温泉町という感じの「水」を模った歓迎門と水上駅のたたずまい.左は到着直後の「谷川5号」2005M,右は先着の743M.1988.1.30

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第3水上踏切付近でとらえたEF64-1000重連の下りコンテナ貨物.1988.1.30

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新潟色の469M.この列車も運行番号が水上で折返し前の452Mのまま.第4水上踏切にて.1988.1.30

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撮影を終え宿泊先に向かっている途中で突然現れた583系-上越線の珍客.「鳥海」の代走にしては時間が合わなかったので,団体専用だったのかもしれません.

  この日は曇りのち晴れという天気で,雪中の上越線を撮ることは出来ませんでしたが,翌日は注文通りの雪となり,存分の撮影を行うことが出来ました.だた上越新幹線開業で181系「とき」が無くなった幹線は列車密度が低く,撮影待ちが長いのがもったいなく感じられました.

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朝イチに水上駅に向かうと,EF65-1011[田]牽引の高崎局看板列車「やすらぎ」+「くつろぎ」と出会うことが出来ました.夜の間に降り積もった雪が,昨日の晴れ間と対照的です.1988.1.31

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「やすらぎ」のスロフ1両+「くつろぎ」6両+「やすらぎ」残5両の12両フルセット運転で水上駅に進入する列車.両端を展望サロンにしたかったので,このような変則編成を組んだのでしょうね.1988.1.31

新幹線が出来て以後の清水トンネル越えの列車は極端に少なく,土合や湯檜曽駅に向かうには路線バスが重宝しました.

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吹雪の中,土合駅の地上ホームに向かう732M.スキー用の恰好で出かけたので,意外と寒くなかったです.1988.1.31

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山小屋風の土合駅入り口.下り線ホームは81m下の新清水トンネル中.462段の階段を降りてホームの写真も撮りましたが,真っ暗な中でブレた照明が写ってるのみでした.1988.1.31

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お隣の湯檜曽駅ホームからループ線を降りてくる442Mを見上げる.1988.1.31

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ループ線直下のトンネルポータルから姿を現した442M.分かっているが何か不思議な感じがしました.湯檜曽駅にて.1988.1.31

 さて,湯檜曽駅から442Mで水上駅に着くと,昨日のパノラマエキスプレスがホームに据え付けられるところでした.

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水上駅1番線に滑り込むパノラマ.上り列車は通常2-3番線からの発車のはずですが,団体客が跨線橋を渡らなくて済むように,改札口直結のホームに据え付けられたものと思われます.1988.1.31

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待機中のパノラマと新潟色115系.もう二度と目にすることが出来ない塗色の組み合わせ.1988.1.31

 温泉場を持つ水上駅は真冬とはいえ観光客で賑わっている様子が分かり,新幹線や関越道が出来ても,しっかりした観光資源が駅近くにあれば鉄道も結構頑張れるものだと,このときはちょっと安心しました.

(本トピック終わり)

コメント

コメント(2)

  1. 風旅記 on

    こんにちは。はじめまして。
    検索から辿り着きました。
    貴重なお写真を楽しませて頂きました。四半世紀の時間が流れると、鉄道の風景もだいぶ変わりますね。駅を発着する列車の中で、今も走り続けているものはもう殆どないのではないでしょうか。
    上越線の雰囲気が好きで、時折訪ねてきましたが、水上で列車を乗り継ぎ、新清水トンネルに向かうと、異世界に旅立ったような楽しさを感じます。時には昼間に、時には夜行列車で、車窓を眺めてきました。
    近い将来には、ここにも新しい車両が走り始めると思います。
    国鉄時代の面影は薄れていきますが、長く旅人に愛される路線であって欲しいと願っています。
    今後とも、宜しくお願い致します。
    風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc

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    • admin on

      風旅記様
      コメント有難うございます.
      確かに撮影したときはどうということが無くても,後々貴重になる記録がありますね.上越線は子供の頃のスキー列車からの付き合いで,渋川駅で出会った客レにSLのように煙を吐く車両がついていたのに驚きました.おそらくEF16+スヌ31だったのでしょう.車両以外にもループ線や清水トンネルなど,いろいろと印象深い路線です.
      貴サイト拝見しました.当方が記録できなかった時代の映像があり,ともて懐かしく思います.今後ともご活躍ください.
      Railmechanos

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