’88パレオエクスプレス登場の頃 Ⅱ

三峰口駅

 パレオエキスプレス運行開始後1年ほどは,三峰口駅にはターンテーブルは有りませんでした.駅に到着するとC58は外されて構内奥まで進み,バックで転線して貨物ホームに進入,給水作業が行われました.この後もとの列車に連結されると,補機だったデキに牽かれてバックで秩父駅に向かい,デルタ線により方向転換を行っていました.1989年3月に秩父鉄道車両公園の開業に合わせてターンテーブルが稼働し,三峰口駅での方転が行われるようになりました..【撮影日:1988年5月30日】

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三峰口駅に到着したパレオエキスプレス.左側の1000系は,ヘッドライトが2連シールドビームに改造済.右側は,500系2連(デハ507+クハ607)の熊谷行です.黄色に茶帯の素朴な塗装が懐かしい.

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C58が列車から外されて,構内奥へと進んできました.

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踏切先のポイントを反位に切り換え,バックで貨物ホームに向かいます.

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給水の定位置に着いたC58-363.しばしの休息.

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ギャラリーに見守られながらの給水作業.給水塔などの本格的な設備は無いので,消防ホースのようなもので給水していました.

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貨物ホームで写した先頭部とキャブ周り.機関士さんもファンが多くて嬉しそう.形式入りの大きなナンバープレートの下には,高崎運転所の区名札が差してありました.

 給水の合間,ファン・ギャラリーが記念撮影等を終えると,先ほどと逆の手順で列車に連結されました.上り列車は秩父駅まで,デキ先頭の逆向スタイルで運行されます.

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ホームでC58を待つデキ104.もともとはC58の登坂能力を心配しての補機でしたが,帰りは本務機を勤めます.右には今朝出会った300系(デハ303+サハ352;アルミ+デハ304)が見えます.

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デキ104のサイドビューです.次位の緩急車はスハフ42-2173.真中2両はオハ47と思われます.

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C58がバックで戻ってきました.客車はスハフ32-2357で,窓下に三等車のⅢ標記が見えます.

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C58-363のサイドビュー.国鉄のSLを見慣れた目からすると,ランボードの金ライン,テンダーの欧州風ロゴ,煙室戸下の飾り文字が奇異に感じられましたが,今ではかえって貴重ですね.

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デキに牽かれ,バックで最後尾を勤めるC58.煙突の煙が逆にたなびいています.

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当日の三峰口駅の様子.雨が上がって峰々から蒸気が立ち昇り,神社の山らしく神々しい雰囲気でした.

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当時の三峰口駅正面の様子です.SL撮影以外の観光客も大勢いました.

 今春復活したC58-289ともども,末永い活躍を期待します.

おまけ:正丸峠

 帰りは西武秩父線の正丸峠に沿ってR299経由で帰ったところ,「ちちぶ」に出会いました.レッドアロー5000系は一度は乗ってみたい車両でしたが,叶わない内に引退してしまい,次に出会ったのは電鉄富山駅でした.

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正丸峠のコンクリート橋を通過中の5000系「ちちぶ」.1988.5.31

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富山地鉄16010形となった西武5000系の2連.2011.9.13.電鉄富山駅にて.

本トピック終わり

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