前回の続きで,今回は機関車と国際埠頭線のお話です.
入換機
午前中最後の作業で,空コキの入換中.この日はDD5517[塩浜]が1両で頑張ってました.
空コキを押込中.
三渓園側から見たDD5517.DD13とほぼコンパチ機で富士重工製(1981年).
空コキ2両を従えて根岸駅への出発待ち.こちら側のみエコレールマーク掲出.
同上列車の出発シーンの動画です(105秒).
国際埠頭線
かつて上越線・渋川駅まで工業塩の輸送(塩トキ/塩トラ)に使わていましたが,「南本牧はま道路」の建設に伴い一部が剥され,とうとう廃線かと思っていました.ところが現在,道路下部分は綺麗に復旧され,木枕木+スパイク打ち中古レールながらバラストは新しく,すぐにも列車が走ってきそうな雰囲気です.背景を調べたみたところ,以下の2つの理由があるようです,
1)横浜市港湾局が南本牧ふ頭(MC1-4地区)への延伸の可能性を検討(2017.12) →コンサルへ検討依頼もその後進展なし
2)国際埠頭㈱が引込線の権利を留保(同社HPによる)
以下線路沿いに歩いて,状態を確かめてみました
本牧貨物駅社屋から斜めに道路を横断する分岐線が復活.フランジウェイ部はアスファルトで埋められているものの,2015年訪問時には完全にアスファルト道路と化していたので,現役時代にタイムスリップした気分.
しかし反対側を振り返ると,駅ヤード方面へはロープで仕切られ,奥に鉄柵もあり封鎖状態でした.やはり遊休化は確実!
三菱重工前の遮断機も健在ですが,手摺の根元が腐食してチョット危ない状態.6年前に見かけた通過時刻表は有りませんでした.この先,橋脚下付近から線路が修復されています.
2015.3月時点では大スパンの橋脚のみ完工でした.完成した道路下をカーブする貨物線.昔懐しいコンクリート柵も所々補修されています.
カーブから直線部への接続.左は本牧駅方面,右が埠頭方面.背高コンクリ塀は三菱重工.
綺麗に復旧整備された貨物線.遊ばせておくのが勿体ない!サイクルトレインでも走らせたくなりますね.カナリンがサイドビジネスでやってくれませんかねぇ・・・.
はま道路と離れるあたりで復旧区間が終わります.ここまで三菱重工沿いに約800mといったところでしょう.
道路から離れるにつれ,線路の荒れが酷くなってきます.
踏切付近から先のカーブ付近はゴミ等も捨てられており,心配な状態.
カーブ区間出口の「南本牧大橋」付近は,ネコの溜まり場になっているようでした.
ネコと反対側の大橋下です.踏切警報器が倒壊していましたが,潮風に吹かれっぱなしでメンテが無ければ,まあこうなりますね.
国際埠頭㈱への入口付近で,このあたりは相変わらずといった雰囲気でした.やはり標識が倒壊しています.
環境負荷低減,エコレールが追い風になり,是非「貨物線復活」となってほしいですね.⇩国際埠頭さんの意気込みにも「イイネ」です.
国際埠頭㈱HPはこちら;←最下部に貨物線関連の記載有り
根岸駅 Now 2021.3 に続く
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