亀山駅

 D51の撮影に何度か訪問した想い出深い駅です.関を越えて亀山駅に差し掛かると,むかしC50が入換していた亀山操車場あたりはソーラーパネルが立ち並び,太陽光発電所と化していました.しかし駅構内の配線は大きく変わらず,転車台も健在でした.亀山駅の記事はこちら.

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ホーム端より亀山鉄道部を望む.かつてのSL溜り場には313系が留置されていました.D51がバックして客車を連結した線路も,ATSの地上子だらけ.

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ターンテーブルは昔ながらの形で存在.かつてこの上のD51を撮影させてもらい,想い出の場所.

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4番線は加茂から乗車してきた230D,キハ120-305+14.3番線は加茂行239Dのキハ120-302+13.キハ35に比べると自重-10%でエンジン出力が1.8倍(=330/180PS)なので,約2倍の性能ですね.登坂が速いわけです.

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停車中のキハを1番線側から望む.ホームの石積みと屋根を支える柱が駅の歴史を物語ります.線路間にも給水作業の名残の歩道がありました.

 

 

 

 

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実は一度もラッチ外に出たことがなかった亀山駅.JR東海マークのオレンジサインで小奇麗にまとまっていました.

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名古屋行快速「みえ」の5304Gは,海シンのB517編成,TC312-1325+Mc313-1325が担当.四日市まで乗車.

四日市駅

 伊勢鉄道の始発駅でもありますが,海寄りの工業地帯ということで旅客より貨物主体なので,駅の周りは殺風景.コンビニにすらなく,約1km離れた近鉄四日市駅が町の中心部のようでした.それでも構内のDL入換作業がホームから観察できるので,趣味人にとってはうれしい駅でしょう.

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いかにも国鉄時代の平屋本屋という感じの四日市駅.右手には大きなレンタル自転車の貸し出し所がありましたが,借り手は・・・?

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海側の構内の様子.ヤードと貨車検修庫があります.

まずは停車中のコキ列で,久々の個別写真.積コンは殆ど19Dで,背高の20Dが若干混ざる程度.

koki-all貨物ホーム横付けのコキ列車.
奥から順次掲載.
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コキ104-2434.
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コキ104–1190.
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コキ107-305.
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コキ104-345.
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コキ104-2644.

次にコキに続いていたタキ列ですが,根岸に比べてタキ1000が少ないのが意外.

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タキ243833.四日市駅常備.
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タキ1000-179.四日市駅常備.
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タキ243670.黒タキで塩浜常備.
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タキ234808.四日市駅常備.
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タキ243724.塩浜常備.
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奥にもタキ列がおり,2438xx番台が停まっていました.

さて個別写真を撮っていると,DLの排気音が聞こえ,慌てて南側のホーム端に向かいます.先端は伊勢鉄道のホームがあります.

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小さな看板だけの伊勢鉄道ホームで,ちょっと寂しい.左は動き始めたDE10のタキ入換.

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この日動き回っていたのはDE10-1165[愛].

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入換を観察していると,今度はDD51-1028[愛]が推進でコキをヤードから押し出してきました.

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DD51はスイッチバックで転線し,DE10とツーショット.

DD51も全検切れのあとはDF200に追われる身.かつてD51を追い出しましたが,今度は自分がその運命.最後に活躍の様子を見られて幸いでした.

yk1-05_DDDEb yk1-06_DD51

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着発線に据え付け中のコンテナ列車.

こちらは作業終了でヤードへ転線のため,踏切付近にやってきたDE10.

yk1-07_DE10 yk1-07_DE10b

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入換標識灯を点灯させ,庫に戻るDE10.構内作業員さんもポイントを定位に戻しテレスピで連絡後,戻っていきました.

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入換中に進路表示機に出ていた様々の現示.8は8番線でしょうが,M,Y,Pは訳が分からず・・・.ヤード固有の意味があるんでしょうね.

おまけ

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南四日市で列車交換した伊勢Ⅲ形,イセ101.

D51撮影行から45年.「光陰矢の如し」を実感した再訪でした.

本稿終わり