従来のスライド式ホームドアに代わり,ワイヤを上下させるタイプのホームドアが東急田園都市線・つきみ野駅に試験設置されたので,新式メカがどのようなものか見学して来ました.ドア間隔の相違をクリアでき,従来型の1/3の設置費用がメリットという触れ込みですが,どんなタイミングでロープの昇降を行うのかが一番知りたいところでした.
調整に来ていたN信号の方にお話を伺ったところ,柱のスリットのうち,線路寄りがワイヤ下部,中央が上部の駆動用,ホーム側の短めのものは赤外線のラインセンサ用とのことでした.またワイヤにも力センサが設置されており,挟み込みを検知する機構となっています.
2013.11.2
実際のワイヤロープの動きを編集した動画です.
停車寸前で高速でワイヤスクリーンを巻上げ,電車の発車後に降ろすという動作は,従来のホームドアとはかなり異なった動きです.しかし思ったよりも軽やかで素早い動きに感心し,新たな安全設備として十分な性能を持っているように思えました.10両分設置された時の動作を,是非見たいものですね.
(おわり)
2013年11月6日 at 22:11
ご無沙汰していますが、ほぼ毎日拝見させていただいています。このワイヤー式ホームドアを初めて見ました。動画もあってすごく分かりやすいです!こういう安全装置があちこちの駅に導入されるんですかね。それにしても導入速度が遅いような気がします。勉強になりました!
2013年11月6日 at 23:22
こんばんは.お久しぶりです.ワイヤ上下式ホームドアが開発されていると聞いたとき真っ先に思ったのは,駆け込み乗車したら上から挟まれるだろうなということでした.現物の昇降タイミングが車両ドアの開閉と上手に連携しているのを見て,ナルホドうまいこと考えたもんだと感心した次第です.
新しい安全装置の導入を図るにはかなりの実績が必要で,メーカー・鉄道会社とも慎重で普及が遅れてるんでしょうね.でもかなり良いシステムだと思いましたよ.
今回もご覧頂き有難うございました.