約20年前,独・シュトゥットガルト市に出張した時のスナップです.
ICE乗車
フランクフルト国際空港からシュトゥットガルトまで約180km.初めてICEに乗りましたが大変快適でした.
国際空港駅のホームに進入してきたICE-579,ハンブルグ発シュトゥットガルト行.ホームが低いので大きく見えました.
通りがかりの1等車で,ビジネスクラスのような座席が3列.ホームで写真など撮ってモタモタしていたので,自由席に空きが無く右往左往.結局,喫煙車しか空いてませんでしたが,吸ってる人はほとんど見かけませんでした.
デッキにある情報パネル.一定時間毎に切替表示されていました.踏切待ちしている長い車列の前を250km/hの高速で通過するので,かなりのヒヤヒヤもの.
シュトゥットガルト中央駅
駅構内の様子です.すぐ右側の構内ホテルに泊ったので,夜中にホームの撮影に行くのもラクでした.レストランやkioskもあるので便利ですが,ビールなどは売っている場所が限られており,意外と難儀しました.真正面に大きなビールの広告が出てるんですがねぇ.
駅本屋側から構内を見た様子です.
ホーム先端から見渡した様子.架線や支柱が目立たず,空が広々として見えます.左にはICのppトレインが居ました.
車両 – ICE
ICE-1の機関車401.最近の尖ったデザインに比べて丸っこくて親しみやすいカタチ.
機関車の裾にある標記部分.ICE-1のNo.58編成で,現在はギュータースロー市の紋章が付けられているようです.
シングルアームパンタとガラリ周辺.幌は外幌と言うには少し足りない感じ.
ICE-3も導入されていました.両開きの連結器カバーで,バッタ顔に見えてしまいます.
こんなICEなど見たことはない・・・とさんざん悩みましたが,実はコレ,ppトレインの制御客車.旧形客車の台枠リサイクルで製作され,形式はBpmbzf 296(2等/開放室/貫通路付/障碍者対応/集中給電/pp制御付)というシロモノ.先頭部の造形と塗装がICEと紛らわしいです.白マフラーのオジサンが颯爽としてますね.
車両 – 機関車
客車をホーム据付けに来たV60,365 738-4.煙突にもライトが付いていて3ツ目.昔の暗赤色と比べると,白が警戒色になってるようですね.
かつては緑や紺の塗分けだったE10; 110 494-2も,ドイツ国鉄色 Verkehrsrot(交通赤色)に塗り替えられ,新鋭機のよう.機関車は皆,赤地に「白帯+DB」マークなので,瞬時に判別しづらくなりました.
103置換え用の101 005-7,三相インダクションモーターでパワフルな6400kWですが,昨今では活躍の場が狭まってるみたいです.
120 107-8.5600kW,DBにおけるインバータ/インダクションモーターの完成版.
東独243型のDB版143 163-4,3720kW.側面のリブがソ連・東欧系のデザインを彷彿とさせます.
こちらは新規ロットと思われる143 650-0.やはり側面リブが目立ちます.
車両 – その他
地下鉄乗り入れ可能な交流電車425形,4連,160km/h.
構内に停まっていた軌道検測車.DBの「マヤ検」相当で,DB Netzeという子会社のもの.色が青/白ではなくDrイエローみたいですね.ppトレイン仕様.
おまけ
往路に成田空港から乗ったNH209フランクフルト行.当時はありふれた747ジャンボ機も,今は昔.
2)市内電車 に続く