路盤とレール固定
西部直線の建設でおおよその手際が分かったので,南部直線は効率よく仕事が進められました.ただ,カーブレールの位置決めが結構面倒で,何度か現物あわせを繰り返しました.
芝に埋もれていた飛び石ブロックの『発掘作業』を終えたところで,ここが10年前の庭路面.ハサミとカッターを使って強引に掘り出しましたが,手袋をしていても手が傷だらけに.意外と強い芝パワーに圧倒されました.
ブロックを撤去して敷石分の土面削って水平を出します(廃土は生垣の根元に散布).この後,水糸を張ってコンクリート型枠の遣り方を行います.
レールを仮置きして,遣り方内への収まり具合を見ているところ.西部直線から伸ばしたカーブレールの位置決めと直線の接続部分の合わせ込みが最難関でした.
水糸に沿ってコンパネで型枠を作った様子.今回は距離が5.4m(3間)と長いこともあり,ホームセンターで新品1枚を10cm幅にカットしてもらい,1.8mの長板として使用.曲線部は3mmのベニヤ端材を曲げ,カーブ内側の位置決め杭を増やして対応.
型枠は土面に軽く打ち込んだのち水平を出し,要所を杭で留めた構成.レール頭頂面を玄関タイル面に一致させるのが設置目標で,型枠内側にはモルタル基準面をマジックで書き込んであります.枠内に砂利を敷きこんで締め固め,路盤の形成が終わった様子.
路盤にレールを設置し,水平,直線出しがほぼ完了したところ.これが狂うとデコボコの線路になるので,納得のいくまで慎重に調整.
バラセメントを撒き,刷毛で均したあとジョロで散水し,レールと路盤を固定したところ.いわゆる捨コン層になります.砂利や型枠の隙間にバラセメントが良く詰まるよう,刷毛やプラハンマーで丁寧に作業しておきます.
カーブ部分についても同様ですが,表面仕上げの意匠が未定だったので,接続部のみ優先的に施工しました.
枕木面までモルタルを打設し,一応の路盤形成が終わった段階です.型枠内側の杭穴は,後でモルタルを詰めて埋めます.
セメントや砂利の運び込みがことのほか大変で,車への積み降ろしや施工箇所への運搬が重労働でした.
5)線路完成まで に続く