従来のスライド式ホームドアに代わり,ワイヤを上下させるタイプのホームドアが東急田園都市線・つきみ野駅に試験設置されたので,新式メカがどのようなものか見学して来ました.ドア間隔の相違をクリアでき,従来型の1/3の設置費用がメリットという触れ込みですが,どんなタイミングでロープの昇降を行うのかが一番知りたいところでした.

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下り線ホームの渋谷寄り1両分20mに試験設置されたワイヤ式ホームドア.この日は朝の冷え込みで赤外線センサに結露が生じたとのことで,上に巻き上げられたままでした.10m間隔で柱が設置され,ホーム下に補強が見えます.2013.10.21

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車掌さんの確認位置から見たホームドア.ワイヤ高さ1.36mで,3.5秒で素早く巻き上げられるように,上部と下部が別機構で同時に駆動されます.2013.11.2

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調整に来ていたN信号の方にお話を伺ったところ,柱のスリットのうち,線路寄りがワイヤ下部,中央が上部の駆動用,ホーム側の短めのものは赤外線のラインセンサ用とのことでした.またワイヤにも力センサが設置されており,挟み込みを検知する機構となっています.

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実際のワイヤロープの動きを編集した動画です.

停車寸前で高速でワイヤスクリーンを巻上げ,電車の発車後に降ろすという動作は,従来のホームドアとはかなり異なった動きです.しかし思ったよりも軽やかで素早い動きに感心し,新たな安全設備として十分な性能を持っているように思えました.10両分設置された時の動作を,是非見たいものですね.

(おわり)