インパクト大の「ひえい」を是非見たいということで,例によって出張の手待ち時間に叡電を訪問してみました.とはいえ「ひえい」がどこを走っているのかわかりません.最悪,修学院車庫には居るだろうということで同駅を訪問しましたが,車庫には見当たりませんでした.やむなく線路端で10分程度待っていると,ラッキーにも山から降りてきた「ひえい」に出会うことができました.
初めて見た金色楕円にガツーンと衝撃!加えて単行の身軽な加速でフレーム合わせが遅れ,パンタが切れてしまいました.扉の窓の含めてすべて楕円で統一.よく見ると「くの字」前面の叡電デオですが,リングとブラックフェイスで全く別物!
修学院駅を出発する出町柳行722.遠くには出町柳から折り返し,一乗寺駅に向かう「ひえい」が見えてます.
722とすれ違って修学院駅に向かってくる「ひえい」.逆行でも光ったリングが目立ちます.
修学院で乗降中の「ひえい」です.リングはFRP製ですかねぇ.金属だと加工が難しいでしょうから.
デビューして3か月.どこの駅にも「ひえい」宣伝のバナーがズラッと掲げられていました.これも楕円基調のデザインで徹底!
車内は楕円の窓が目立ちます.平日でも外人観光客でにぎわっており,さすが京都.運転席は中央にあり,楕円リングは視野の邪魔にならないようになってますが,やはり目立ちますね.
南海ラピートに続くアッっと驚く面構えで,関西私鉄の思い切りの良さに脱帽でした.
修学院駅
修学院駅には車庫があるので,周辺を一周してみました.構内では乗務員の試験か訓練(?)が行われており,職員さんが大声で指差呼称して頑張ってました.
広軌のレールと単行電車の取り合わせが面白い.箱根登山鉄道的に見えました.
811を訓練車両にしていたようで,採点表(?)を持った職員さんが注視しています.
今時珍しい正調デトの1001.細身の運転台,Zパンの張出屋根,クレーンなど,模型化してみたくなりますね.1974年製と意外に新しく,台車は京都市電600のセコハン.
叡電のスタンダード車両721.修学院駅付近.
「きらら」の第2編成902-903,オレンジ色にも出会えました.左側のシートが伊豆急のように窓向きになってます.
京都駅界隈
首都圏に比べて関西私鉄の車両,特に特急車両は豪華です.サービスも様々で,特急料金無料の京阪,阪急,有料指定の近鉄などで選択に迷いますね.
京阪の出町柳行特急.運転台カーテンが自動巻上げで,淀屋橋行は七条地下から明かり区間に出るときは映画館みたいで感動モノです.東福寺駅にて.
淀屋橋行の2400系準急.クーラーカバーが山高帽みたいで目立ちました.
こちらは近鉄京都駅の12200系橿原神宮行.関東モンが近鉄といえばこの色!右は1200系の急行・橿原神宮行.終端保安用の地上子がたくさんついてるのが近鉄ターミナルの特徴.
1200系の連結面の保護板(?).ウ~ム,トゲトゲの横棒で恐怖心を誘い,心理的にも近寄りたくないデザインですね.
京都鉄博
京都鉄博にも短時間,寄ってみました.
鉄博前に建設中の山陰線新駅です.かなり出来上がってきました.駅名は公募されれてるようですが「梅小路」とか「七条鉄博前」とかになるのかな?※追記:7/20に「梅小路京都西」駅に決定されました.
C61に代わりハチロクがスチーム号の牽引機を務めていました.三室汽笛で,チョイ甲高い音.
修理中のC61ボイラ.カバーが床にきれいに並べられています.
こちらは仕上げ中(?)のC57.所々要所がマスキングされてます.
鉄博屋上から撮ったN700系.バックは東寺の塔とNINTENDO本社白いビル.ハイテク新幹線とグローバルエンタメ企業,1200年悠久の混在は京都ならでは.
食堂でハチクマライスを食べてきましたが,この日はロコモコ丼みたいで福神漬け山盛り.語源には諸説あるようですが,寝台特急の八代-熊本間で車掌さん賄いメシ説が,説得力がありますね.
京都駅から鉄博への途中にあるレンガ造りのアンダーパス.前から気になってましたが,猪熊通り(いのくまとおり)という,平安京からの由緒ある小路ということです.
(本稿終わり)
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