シュトゥットガルトの市内鉄道は,DBが地下鉄に乗入するSバーン,路面電車・LRT系のシュタッドバーン(SSB)が混在し,東京並みに複雑です.特にSSBは旧来のメーターゲージとLRT系の標準ゲージが混在し,一部は3線軌道になっています.
メーターゲージ
有名なのはGT4形で,土佐電735形(1989年)→福井鉄道F10(2013年)という経緯で日本にも居ますね(→元記事).連接車みたいに見えますが,ボギー付の単車を2台繋いだ特殊な構造です.

2連で運用されていた15系統.終点での折返しループで,現Schemppstraße駅近くだったと思いますが,確証がありません.ただGoogle Mapで見てみると,キルヒハイマー通りによく似たループ線跡がみられます.
LRT系
ラック式鉄道
とても珍しい市電のラック式路線があるというので,乗車してみました.デガーロッホ(Degerloch;山上側)ーマリーエンプラツ(Marienplatz;麓側)の2.2kmのメーターゲージです.麓側は工事中で,近くの車庫に設けられた仮駅で下車というラッキーな巡り合せもありました.

ポイント左が本線ですが,麓のマリーエンプラツ駅は改築中.少し手前のこの場所でも架線の工事中で,銅線のドラムが光ってます.電車はポイントを真直ぐ進み,車庫に向かいました.ラックもあるので,メカ的に珍しい鈍端ポイントですね.
色々観察したいところでしたが,例によって仕事の都合でこれまでです.
本稿終わり