黒部ルート’92

 黒部・下の廊下を歩いてみたいということで,’92年の9月に出かけてみました.この年もコース整備が遅れ,訪問数日前にオープンという危ういタイミング.往復の指定券を無駄にせずにすみました.大町に前泊し朝イチのバスで扇沢へ,トロバスに乗換えて黒四ダムに到着です.

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早朝の扇沢駅.こちらは路線バス側の発着所で,トロバスは建物内からの出発.右のTOMOTETSUは,福山の鞆鉄バス.遠くから来てたんですねぇ.

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トンネル内の黒部ダム駅に到着したトロバス.ヘッドライトケース形状からみると200形のようですが,改造後の100形かもしれません.この日は5台の続行運転でした.

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お決まりの黒四ダム放水シーンも展望台から観察.

この後,日電歩道沿いにひた歩き,白竜峡,十字峡なども見物しましたが,鉄系blogなのでカット.以下,仙人谷ダムからの様子です.

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ダム手前のS字峡には黒四発電所があり,地中から2系統の送電線が伸びていました.関西圏の電車も何%かはここからの電気で動いてることになりますね.三相なので,開口部も円の三連で面白い形.

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仙人谷ダムに到着すると,上部軌道のトロッコがいて,作業が行われていました.一番手前は204号.

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黒四発電所入口のポータル.現在は仙人谷駅のアーケードが伸びてるようですね.右折レールが上の写真へと繋がってます.

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仙人谷駅は鉄橋の上で屋根付き.上流には仙人谷ダム(黒三発電所用)が水を湛えていました.ダム左手がトロッコの居たあたり.

鉄橋を渡ると上部軌道の阿曽原トンネル入口があり,ポータルに近づくとものすごい熱気が感じられ,これが例の「高熱隧道」かと納得しました.この後,阿曽原峠を越え(これがかなりツライ行程),温泉小屋にたどり着き一泊しました.
翌日も朝早くからひたすら水平歩道を歩き,ようやく人里の欅平駅に到着しました.

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コの字形の切欠きと桟道からなる水平歩道.数10m下は黒部川の急流です.黒部に怪我人なし(死人のみ)!

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黒三発電所横を欅平駅ホームに進入するED形.窓がHゴム留め2枚モノで,現在の大型1枚モノとは異なっています.

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出平駅で列車交換.普通車1000形,赤/白のリラックス車2500形,橙/茶の特別客車2000形など,現在と同様の編成.

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宇奈月駅に到着した列車の機回し中.重そうなジャンパケーブルがホーム上にあります.

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連結と結線で,2人一組のチーム作業のようでした.

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宇奈月駅構外から唯一のEH101+102を撮る.ナロー最強(336kW)で,'75年のローレル賞受賞車.これも窓が2枚もの時代.

 

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この後,富山地鉄で富山駅に向かい,当時開催していたジャパンExpoのブースを覗いたようです.
↖記念券

帰路は「北陸」のソロを手配していたので,時間まで駅前の銭湯で汗を流してました.

←個室のカードキーと指定券.駅スタンプは小型.

 

 

 

 

初めてのヘビーなトレッキングだったので,ポケットカメラのみの残念な撮影行.今年あたり再挑戦したいと思ってましたが,長雨とコロナで歩道が未整備のようですね.上部軌道も観光用に整備中ということで,将来の機会を楽しみにしたいと思います.

(終わり)

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