ルポ探24.瀬野八 3)広電

 瀬野八の合間に広電もと思い撮影に赴きましたが,市内と宮島口までのインターアーバンを含めて9系統もあり,短時間での取材はナントモ中途半端に終わってしまいました.

広島駅前

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3線の頭端ホームで,左駅側1線のみ発着兼用,残り2線は降車専用です.

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本線側からから終端側を見たところ.線路が短いわりに,両渡り+分岐の複雑な構造.

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終点では前だけではなく全扉から降車が可能で,清算用のカートが各扉に配置されるように工夫されていました.

両渡りのポイントが切り替わる動画です(2秒).

千田車庫

 千田車庫は広電本社前の電停にありますが,庫内の撮影が可能とのネット情報を得て訪問してみました.受付で尋ねると,公開は10月いっぱいで終了し,現在は立入禁止になったということで,1週間の差で庫内の取材はできませんでした.残念!

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千田車庫の入口.車庫の規模が大きいわりに,引込線は左手からの1本のみ.右の白い建物が本社に続く建物.

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被爆電車として有名な650形651号('42/木南).76歳ですが,Zパンと大きなクーラーをつけて頑張ってました.

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西鉄由来の3連接3000形304号車('80年/広電,'62年/日立).Zパンやビューゲル院比べてパンタのリーチが低いので,櫓で高さを稼ぐ独特の方法.奥は,宮島線用の350形351('58/ナニワ).ナント筆者と同年!

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グリーンムーバーMax5100型の5105('07年製,センチュリー21のラッピング車)も休んでました.右手のレンガ造りの建物は変電所.

十日市町停留所

 T字型に路線分岐しており,広島方面からは左右どちらにも曲がれるY字分岐となっています.函館市電で紹介したトロリースイッチも架線についていましたが,これとはお構いなしに切り替わっているようでした.おそらくは無線/TVカメラ認識/PCによる設定などのハイテクが使われているのでしょう.

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804の6系統が江波方面から曲がってきたところ.右からは横川駅方面からの電車も進入します.ポイントはスプリングポイントですが,復帰するタイプではなくフランジによる転換方向を維持するトグルタイプでした.

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3955('97年/アルナ製)の2系宮島口行きが左折するところ.手前の分岐器がトグルタイプの大同特殊鋼製.左側は函館同様「Hanning & Kahl」のようでした.

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トロリーコンタクタは3か所にあり,停止位置も路上に明記されています.しかしポイント動作はこれとは無関係だったので,既に他方式に替わり,バックアップ用設備として残されているのでしょうね.

上の宮島口行が通過後,横川行に向けてポイントが切り替わる動画です(18秒).

車両

 広電車両は出自が色々で面白いのですが,元京都市電の1900形が多く見かけられ,それぞれ愛称が付けられていました.塗色とともに昔乗った京都市電をそのものでした.

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横川駅は山陽線に斜交するホームで,Y字分岐の2線構造.左の1910は「金閣」.右はアルナ製の700形.

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1907は「銀閣」で,観光客を下車させて回送中.原爆ドーム前にて.

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1911の「祇園」.紙屋町西にて.

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1913は「嵯峨野」.原爆ドーム前にて.

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宮島口へと向かうグリーンムーバー5009.広電西広島にて.

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11月にしては夏日で,原爆ドームには修学旅行生と外人観光客が多数訪問していました.合掌.


奥が深い広電,この次はじっくりと取材してみたいものです.

(本稿終わり)

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