嘉義で森林鉄道公園を訪問したものの,午後が空きとなり勿体なかったので,集集(ジージー)線まで足を延ばしてみました.集集線は二水駅から車埕駅までの約30km,1日12往復のみのローカル線です.DC列車がゆったり走り最近注目されているということで,往復乗車してみました.
二水駅
嘉義から台北方面へ50km弱,北上した所にある分岐駅です.
さて,構内奥に留置されていいた集集線のDCがやってきました.ローカル線ということでキハ52のような単行を予想していましたが,3両編成で意外と長い.でも,お客さんはあまりいませんでしたがね.
DRC1018+1013+1021の3連.車埕側運転台の横は,前面展望席です.
半室運転台の横は,趣味人には一等地の前面展望席(左).しかし逆エンドは車掌席となっており,放送設備があります(右).座るときは間違えないように要注意!
2715レが二水駅を出発時の前面展望です(34秒).
濁水駅
集集線は単線のタブレット閉塞式なので,途中の濁水駅でタブレット交換が行われます.日本のようにタブレットキャッチャーなどを使わず,駅長さんと運転士さんの職人技を見ることができました.
タブレット交換の様子を車内からみた動画です(30秒).
こちらはタブレット交換の一連の様子(88秒).
日本だったら停車してから交換でしょうが,ホーム先端までの往復時間を惜しんでの職人芸なのでしょう.ちなみに,通票は二水⇔濁水が●,濁水⇔車埕が■でした.さて,終点に近くなると急に山岳路線のようになり,トンネルをいくつか抜けて終点の車埕駅に到着します.
車埕駅
車埕駅は日月潭(台湾電力のダム湖)への入口となっており,放水路に沿って駅が展開しています.
往復のみの集集線でしたが,懐かしいタブレット交換や前面展望が楽しめて,密度の濃い時間を過ごすことができました.
8)車両スナップ に続く