山形駅は新幹線開業前年の’91年に短時間訪問したのみで,開業後の様子を実際に見る機会はありませんでした.今回,羽前千歳駅を訪問のついでに,構内を手短に観察してきました.
山形駅東口ロータリーの様子.山交バスが発車待ち中.右側に橋上駅があります.
まずは構内の線路の様子,標準軌と狭軌の入り混じった姿を・・・・と期待してホームに降りると,意外とシンプルな線路構成で,別々の鉄道が併走しているイメージでした.
新幹線用ホーム1-2番線先端から福島方面を望む.少し先方には山形車両センターがあります.駅構内シエッド前にはDE10が居ましたが,仙山線の枯葉除去用にしてはチト早い?後でわかりましたが,旧客の操車用のようでした.
車両センターから村上行,1437Mが3番線に回送されて来ました.仙カタY5編成,クモハ719-5005+クハ718-5005の2連.
車止手前側は6番線と称され5番線を切り欠いたホームで,左沢線が発着します.車止はコンクリ制走堤タイプですが,鉄製車止が埋め込まれているように見えます.4番線の電車は米沢行436M,719系5000番台2連×2本.
見慣れた211系と同じような面構えなのに,どこか変.標準軌なのでスカートに対してレール幅が広く見えるのでした.米沢行の436M,仙カタY11編成,クハ718-5011+クモハ719-5011+同系2連.
7番線に停車中の仙山線E721系,仙センP-7編成,クモハE721-5+クハE720-5.隣は左沢線用キハ101-10山カタ.その隣はE721系P-9編成.
6番線に滑り込んできた左沢線,1338D,キハ101-3ほか.左沢線カラーのプロパーな車両.どこのローカル線も同じですが,高校生が多数下車.
側線に留置されていたキハ101-9+5.
左沢線専用のキハ101にはここでしかお目に掛かれないので,連結面も観察.ワンマン用の半室構造なので,乗務員扉は片側にしかありません.
7番線を周ってみると,なんと側線に旧客3両(スハフ32 2357+オハ47 2266+スハフ42 2173)が居ました.9/12運転予定の「快速SL山形日和」に運用のため,前日に高崎から回送されたということです.
側線に留置された旧客.このような光景は昔はどこの駅でも見られましたが,最近は貴重な機会になってしまいました.妻面に取り付けられた列車無線アンテナが現代風.
検査標記やサボも懐かしい.重厚なTR47も久々に見ました.
旧客撮影のおまけが付いた今回のルポ探でしたが,仕事明けが土曜だったので,もう1泊して行って見たいところも有りました.ところがなぜか宿泊予約が取れません.どうにか見つけても通常料金の3倍の¥2万円近い高値で,結局断念しました.実は週末に利府のアリーナで関ジャニ∞のコンサートがあり,このあおりでホテルがどこも満杯になっていたのでした.これに続いてシルバーウィークには嵐のコンサートもあり,2.9万人分の宿泊キャパしかない仙台市に20万人近くが押し寄せ,本来の観光客が締め出されたというオチが付いたようです.ジャニーズ恐るべしですね.
【撮影日:2015年9月3日】
本トピック終わり