西鹿島駅南側の駐車場には,トロッコの線路跡とおぼしきレールが露出しています.5年前に初めて訪問したとき撮影だけはしたのですが,その後も気になっていろいろ調べると,製材所のトロ跡らしいということでweb上に多少の情報が得られました.今回再訪問し,レール規格やゲージを確認してみました.
web上の情報では,ゲージは792mmや610mmなどと取りざたされていますが,スケールで測った結果,600mmでした.600mm近辺のゲージは紛らわしい規格で,597mm,600mm,610mmと接近した寸法があります.
レールの切断面のジャリをどけてみると,頭頂部の幅は25mm.下部がコンクリだったので底面に至れませんでしたが,高さ50mm程度だったので,6kgレールということで確定ですね.
ともあれ,ここに製材所のトロッコが走っている姿を想像しただけで,楽しくなりました.付近には現在も製材所がありますが,構内ではフォークリフトが活躍しておりました.これも荷役機械の進歩ということですね.
追記:Rail Magazine 119号(’93年8月)のトワイライトゾーンに若干の記載があり(p.69),’78年ごろまで貯木場ー製材工場-駅貨物ホーム間を結ぶ手押しトロッコがあったということで.ターンテーブルやウインチも活躍したそうです
おまけ
本稿終わり