若桜駅からR29とR53で約60km,あわただしく県境を超えると,日が傾きかける少し前に津山駅に付くことが出来ました(タイトル鳥取ですが岡山県!).お目当ては津山機関庫とターンテーブルで,駅から500mほど離れた反対側に在るため,駅前駐車場に車を止めて小走りしました.残念ながら公開は土日のみで,訪問日は月曜休日で非公開.身近で見ることは出来ませんでしたが,柵外からどうにか観察してきました.
なまこ壁風の津山駅舎.11月から駅周辺の道路整備が予定されています.津山線,姫新線,因美線の3路線結節点の割には,こじんまりした印象
コンコースの様子.有人窓口(緑の窓口)や自動販売機など,かつての国鉄駅そのもの.ステンレスの改札ラッチも懐かしく,カチカチと鋏の音が聞こえるかと思ったのですが,駅員さんが持っていたのはスタンパーでした.天井の絵は地元高校生の大作.
機関庫の全景.ターンテーブルは昭和11(1936)年製,下路式,直径18.3m.扇形庫は17線分で,左から,移動機(協三10t),DD15-30,DE50-1,DD51-1187,キハ33-1001,キハ52-115,キハ28-2329,キハ58-563,キハ181-12の順に収納されていました.
裏側を見るとこんな感じです.ガラスが割れてるところがあり,チョット心配な状態.公開日は門口のゲートが開けられ,内部を見学できます.
唯一無二のDE50を裏の柵越しに見る.こちらは2位側で,巨大ラジエータがかろうじて写っています.ターンテーブル上に引き出されたところを是非見たかったですねぇ.
扇型機関庫の前はキハの溜り場で,津山鉄道部気動車分室(現岡山気動車区分室)となっていました.なぜか架線柱が建っていて,電車区に乗入れて来たDCかと間違えそうです.
岡山快速色のキハ47-1036と142.岡山行の字幕が出ているので,津山線用.
6月に後藤工場で全検を受けたばかりのキハ40-2006.これも岡山行で,ワンマン対応車.津山まで来ているということは,330PS仕様でしょうか.
姫新線用のキハ120もいました.左からキハ120-336,359+343(?ナンバーがカスレ).ヤード用の時計塔など,模型のジオラマ的風景.架線柱は機関庫や構内への送電線用でしょうね.
キハ120-336の2エンド側(上)と1エンド側(下).佐用の行先表示が出てます.
キハの周りには給水ホースが張り巡らされていました.ラジエータ水,トイレ用でしょうか.ノズル先端は,廃オイル缶利用のホルダーに挿してありましたが(下),巧い工夫ですね.
西側の大谷踏切から見た津山駅構内.左手に因美線智頭行キハ120の684Dが,右手に津山線岡山行,959Dが見えます.
1日早ければ公開日だったのですが,仕事ついでに扇型庫とDE50を訪問できただけで良しとしましょう.ただ直前に訪問した若桜駅の賑わいを考えると,せっかくの保存設備をもっと活用する方法があるように思えました.【撮影日:2014年9月15日】br>
3)余部橋梁 に続く