例年秋口に行われている長野車両センター主催の「JR長野鉄道フェスタ」に日帰り弾丸訪問で行ってみました.3連休の初日,朝方の東京駅ホームはyouも含めて長蛇の列!やっとのことで乗り込んだ「はくたか555号」は通勤電車なみで,東京から長野までデッキでタチンボと相成りました.

飯山線

センター最寄り駅は「北長野」ですが並行在来線の「北しなの鉄道」の駅であり,Suicaは不可でした.長野新幹線からはSuicaタッチで在来線ホームに直行できてしまうので,他所者には飯山線だろう・・・と誤解を招きチョット不親切.

長野駅・飯山線ホームで出発待ちの線131D,越後川口行.キハ110-230.

後ろはキハ110-223でした.「戸狩野沢温泉」で切り離しのアナウンスが流れていました.

キハ110の連結部は珍しかったのでスナップ.

長野総合車両センター

 年配者には長野工場の方が通りが良いのですが,昔から鋳物や廃車解体が得意な職場ですね.

センターの本棟です.いかにも国鉄仕様の建物といった感じでした.

C11の動輪です.隣にはD51の動輪,松葉スポークの車輪が屋外展示されています.後方には長野工場製のD51-486が保存されており,家族連れが記念撮影をしていました.

展示車両の[長野色3211系とE233系です.ここも家族れの格好の写真撮影スポット.

トラバーサーの試乗が行われていましたが,これはそれと別モノで丸屋根・庇付きが珍しいです.塗装職場の雨除けですかね.

さて今回のお目当ての一つ,ブレーキライニング(ディスクブレーキのパッド)の製作職場です.部材からライニングが出来上がる様子が展示されていました.

材料が加工されてライニングに仕上がる様子.

完成品のライニング.実装する台車により形状や色が違います.

ライニングの組立・スポット溶接の動画です(13秒).芝浦機械の垂直多関節ロボットTVM1500が2台協調し,パッド部品配列とスポット溶接の作業をこなしていました.

完成品に刻印を打つレーザーマーカ装置.

松本まで

見学を終わり帰路は中央線東経由なので,松本に向かいます.信濃吉田駅から長野電鉄に乗車しましたが,元東急8516が来て懐かしかったです.

センターの斜向かいにある「北長野貨物駅」.

跨線橋から見た「北長野貨物駅」のコンテナヤード.信州の空と山は綺麗です.

長野駅で出会ったしなの鉄道「ろくもん」.乗る余裕が無くて残念!

松本までお世話になった「しなの14号」名古屋寄り10号車.最前列が空いていたのでラッキーでした.

坂北駅で根岸行の2084レ返空タンカー16両が退避しており,加えて「しなの11号」と交換しました.たまたま動画モードで撮影していたのでラッキーでした(94秒).

根岸駅で見慣れたタキ1000ですが,信州まで来ているんだなと実感!編成は以下の通り.
EH200-23[高]+513+758+762(エコ無)+370+287+511+不明+195+237+754+256(エコ無)+420+79+876(エコ無)+688+629

松本駅

車で駅前を通ったことはあっても,構内に入ったのはこれが初めてです.

松本駅ホームから見た松本車両センター.洗浄線が手前にあり.

篠ノ井線・上下列車(2238M到着と1539M長野行)の到着動画(26秒).「まつもと~~,まつもと~~」という語尾を伸ばすアナウンスが年配者にはとても懐かしく感じました.終着駅独特のもので「うえの~~うえのうえの~~」などが定番で,旅情を掻き立てられたものです.

ホームで待機中のE127系,A7編成.

出発待ちのE353系「あずさ42号」の最後尾と,松本に到着した「あずさ21号」のツーショット.

今回は弾丸訪問で見逃したところも多く,来年も是非行ってみたいと思います.

本稿終わり