浜松工場は今でこそ毎年公開イベントが開催されていますが,当時はなかなか見せてもらえる所ではありませんでした.大井工場などとは異なり新幹線を扱う工場ということで,見学を楽しみにしていました.
台車を抜かれた車体がジャッキに固定され,床下整備を行っている所.
左は外板の塗装下地処理中ですが,半分白地なので改造車でしょうか.右は床下艤装の解体作業注.
クレーンで車体を作業場所へ据付中.40tの天井走行クレーンが2台並列運転.
こちらは2012年7月の公開日の台車入れ作業.工場やクレーンも新しくなり,車両もN700.「空飛ぶ新幹線」というキャッチフレーズで,工場公開の名物イベントになりました.
一転昔へ.'85年当時の台車入れ作業.フォークリフトも活躍中でした.
DT200(左)とMT200とディスクブレーキの組み込みの様子.200km/hにちなんで,なんでも200.
超音波探傷装置による輪軸検査.まさに新幹線の人間ドック.
車輪旋盤.レールに自動送り装置がついていました.
さて当時は浜松工場でも在来線車両の修繕も行っており,東海道線の113系などが見受けられました.
塗装ブースとパテ付けされた待機車両.貫通扉にグリーン車標記があるので,たぶんサロ110.
ブース内で乾燥中の113系.この頃から有機溶剤の有害性云々の話がありました.
渡り距離の長~いトラバーサー.
こちらは2012年のトラバーサー.乗上トングレールが目立ってますが,屋内移動用ですかねぇ?
訪問記念にいただいた工場のパンフレット表紙.
以上,最新の100系と浜工を訪問できた喜びで,大満足の帰宅となりました.27年後の2012年7月,久々に浜松工場を公開イベントで訪問すると,建替えとライン整備工事が進行中で,検修ラインも協力会社へのアウトソーシングが進んでおり,整然とした姿に生まれ変わっていました.
本稿おわり