駅の見学をしていると,制輪子がバラスト上に落ちていたり,ホームにまとめて放置されているのを見かけてました.さすがに現車から脱落したモノではないだろうな,といぶかしく思いましたが,なんとホームで停車中に車両のメンテナンス作業が行われていたのでした.

制輪子

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ホームの柱周りに集められた制輪子.バラスト上にも放置されたものがあり,脱落したのではないかと心配しました.

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現場に大量に持っていくときは,3輪台車で搬送していました.

自連の部品交換

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自連のナックルが取り外されていたので,どうしたのかと観察していると・・・・.

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職員さんが現れ,ナックルの交換作業が始まりました.白い紙は作業指示書でしょう.

連結面まわり

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こちらはバッファ支持棒の交換風景.特別な治具を使用すること無く,簡単な工具と力技が頼りの仕事.なんとも重そうです.

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貫通幌/バッファの連結面.高さは大体合っていればOK?キッチリした日本の鉄道マンにとっては,大いに気になるところでしょうね.

その他作業

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寝台車から使用済みのシーツが投げ出されている様子です.実にダイナミックな光景でした!

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こちらは窓から大きな荷物を大事に積み込み中.おそらくは上り寝台車用のシーツを始発駅へ回送するものと思われます.3等車は荷物車代用らしく,客扱いはしないようでした.

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食堂車にカラフルな大袋で食材を積み込み中.その後ろではホーム上で溶接機を使った機器補修作業が行われていました.

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車内清掃用の手造り給水車.農業用のエンジンポンプの応用か?安価で実用的な工夫に感心!

ホーム上で,その場メンテナンス →  タイ式臨機応変にひたすらビックリした構内作業でした.駅と本社・工場の敷地が近いため,駅ホームも工場内という発想でしょうか.しかし正直な話,このようなやっつけメンテ体制ではやはり不安.工場がきっちり機能していないのかな?

マッカサン駅 に続く