瀬野八での走行解放標識の遺構や機関区跡を見たくて,両駅を訪問してみました.

八本松駅

カーブに設置されたホームが特徴で,旧国道2号線のR486が海側を併走しています.

八本松を発車する広島行1519M,227系S17編成ほか.この時は霧雨.

八本松駅構内の様子.西条方面を望む.右手の国道側に保線機械が留まっていました.

駅横を歩いていた時に走行してきた2075レ;富山貨→福岡タ(40秒).

山側の線路沿い道路を進み「沓掛第3踏切」と「三反田踏切」間の電柱に走行解放関連の掲示がありました.

八本松駅から広島寄りに最初の沓掛第3踏切.

さらに400mほど進むと三反田踏切.この間に標識があります.

沓掛第3踏切を通過する2084レ;広島タ→大阪タ(61秒).

補機解放の合図標識「自連自動開錠」.

補機解放はここまでに行う「自連開錠操作限度」.

2002年に走行解放は廃止されたものの,未だに標識が残っているのはチョット驚き.動画で解放シーンを撮影したかったですが,とっくに後の祭りですね.以下は駅ホーム横に留置されていた保線機械です.

マルタイMTT-7028(プラッサー09-16CST形).

キーデバイスは緑色に塗られており,リフティング/ライニングユニット,検測車輪,タンピングユニットが並んでいます.

バラストクリーナのようです.

瀬野駅

機関区跡を訪問してみました.

瀬野駅北口から八本松方面を望む.

駅前広場には瀬野機関区の説明板が設けられていました.

機関区は駐車場となり,一角に記念碑(機関区跡と無事故記念)がありました.

記念碑裏側の碑文です.

瀬野駅にはもう一つ特異な交通機関があります.スカイレールと称し,丘上の住宅地に至るスキーゴンドラのような懸垂式の乗り物で,住宅会社(積水ハウス/青木建設)とメーカー(神戸製鋼/三菱重工)による運営です.関東ではユーカリが丘線や中央線・四方津駅にも類似の交通システムがありますね.

スカイレールのみどり口駅.瀬野駅北側に直交配置.

軌道を走行するスカイレール車両.

近々廃止のうわさも流れており今後がちょっと心配です.

東広島駅

帰路は東広島駅から山陽新幹線に乗車しました.駅前は大変綺麗に整備されているのですが商業施設等が無く,大昔の新横浜駅を彷彿とさせます.

東広島駅南口ロータリー.

改札口です.スマホの乗車券紐づけを誤り,駅員さんのお世話になりました.

さくら557号(新大阪→鹿児島中央),N700系8両編成の通過(11秒).速すぎてカメラパンが間に合いません.

ルポ探32;終わり