エアポートリンク(APL)のマッカサン駅は急行列車の折返しホーム・配線設備を有するとともに,MTRのペッチャプリ駅との接続駅でもあります.APLは国鉄東本線に沿って建設されたので,高架道の下には在来線の駅がありますが,併走区間なので列車数は12本/日とに少なめです.国鉄マッカサン駅直近には踏切があって,APL乗換用の陸橋から観察することができます.フアランポーン駅の撮影帰りに,たまたま在来線列車が踏切を通る場面に遭遇しました.

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露天ホームのみの国鉄マッカサン駅.駅名表示や時刻表もごく簡単なもの.それでも無人駅ではなく出札ブースもあり,複数の職員さんが勤務していました.

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国鉄東本線・マッカサン駅の踏切閉切の様子.遮断機はしっかり機能してますが,職員さんが念のため手旗で整理.コンクリ柱はAPLの高架.

 更新塗装のUM12Cが牽引する282レ.踏切前まではソロソロと,安全を確認するとエンジンを轟かせてホームに滑り込んできました.高架橋と踏切,バイクの列の取り合わせが面白い(31秒).

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フアランポーン駅行の282レ.乗降のお客さんは十数名といったところでした.

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駅を発車してフアランポーン方面へと向かう列車の後姿.

 さて,APLに乗車しマッカサン駅を過ぎると,北側の車窓(進行方向右手)に国鉄マッカサン工場が見えてきます.窓のシールドで見づらいのですが,緑の多い留置線が見えたのち,工場棟屋とトラバーサが交互に現れ,5棟4トラバーサの大工場であることが分かります.熱帯の豊かな植生に覆われているため工場跡か(?)と初めはいぶかしく思われました.しかし現役の工場であり,日本から輸入したキハ58や12/14系客車もここで整備されます.

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マッカサン駅付近の略図.細部相違の責は負いません.(C)Railmechanos 2016

APL・ラチャプロップ駅で降りると,高架道があり,ここから工場の一角を観察することが可能です.また夕方タクシーで線路沿いを走ると,廃車・保存車と思われ車両も見かけることが出来ました.

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ラチャプロップ駅高架歩道から見かけたマッカサン工場内の様子.保線車両と思しき車両がいました.

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こちらも高架歩道からの様子.モーター職場のように見えました.

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タクシーで工場の塀沿いに走行すると,蒸気機関車の煙突が見えました.廃車体?

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こちらは保線車両でしょうか.トワイライトゾーン的雰囲気に溢れていましたが,今回は通り過ぎたのみ.

 以上,5回に渡ったルポ探@バンコクを終わります.時間があれば,日本製キハ58系・12/14系客車にも会ってみたかったのですが,今回は時間が無く叶いませんでした.また,線路上市場で有名なメークロン線も当初訪問予定でしたが,現地到着後に仕事が入ってアウト!もっとも現在は線路を補修中で,運行していないということを後で知りました.いつかまた再チャレンジしてみたいと思います.

本シリーズ終わり