リチウム電池車のプロトタイプ,BEC819系「でんちゃ」とようやく出会うことができたので,香椎駅から西戸崎駅まで往復乗車してみました.

観察@香椎駅

香椎駅で西戸崎行の「でんちゃ」をじっくり観察開始.これは自動運転対応の5000番台Z5306編成.床下のバッテリーの青色やロゴが目立ちます.

Tcの床下に設置されたリチウムイオン電池.3セット並列で1600Vと架線電圧+α.自重は電池重量のせいでMcより1.1t重い33.6t.

Mc+Tcの連結部で,ロゴのアピールが強烈.パンタ周りはさすがに交流系高圧碍子が目立つ構成.

クモハ運転台周りの様子.乗務員室扉の左上にドア監視カメラが斜めに取付られています.ATS表記が九州仕様Kのほかに見慣れない「O」があり?でしたが,自動運転ATOの「O」.運転台では「急速充電中です」の女声アナウンスが流れていました.

香椎駅に到着した宇美発5730Cの回送の様子.発車直前にパンタが降ります(34秒).

貫通扉に設けられた「でんちゃ」エンブレム.横倒し乾電池にパンタをあしらい.

クハの運転台後部の様子.仕切上部は天井に達せず,丸っこいパーティションを並べたよう.あまり前部眺望は良くないです.

車内にゴミ箱が設置されていたのは驚き.上部にある半丸テーブルに愛想があって,なかなか良い感じ.

床の敷物はQRコードではないか?と噂が飛び交ったシロモノ.ドア部は〇パターンで,□パターンもところどころ「でんちゃ」ロゴ入り.ケータイで読取り実験するも,当然ダメでした.

香椎線今昔

34年前に乗車し,金印公園まで貸自転車で行った覚えがあります.今回は小雨にも関わらず,海浜公園のネモフィラを見に行く外国のお客さんが数多く乗車してました.

折返し2737C西戸崎発1039の「でんちゃ」Z5302編成.ダイヤを調べると,往き(2728C)は自動運転,帰りは通常モードでした.

西戸崎駅の様子です.モダンなコンクリ造り.隣にはマンションも有り.

ここから34年前の様子です(撮影日:1989.9.27).

昔の西戸崎駅前.自転車は高校生の通学用.

香椎線2729D,キハ47-78.

2729Dの香椎側.キハ47-1049の室内.ワンマン対応機器など何もないシンプルな構成.

香椎から博多までの3743Dは,キハ31が単行が担当.隣には乗車してきたキハ47-78が停車.高校生ですごく混雑しており,現在の長い電車編成からは想像できないでしょう.

関門トンネル

チョット足を延ばして,関門トンネルを往復です.

小倉駅に入線した415系Fo1513編成,5146M下関行.かつて常磐線でさんざんお世話になったのと同形で,とても懐かしく感じられました.

5146Mが下関駅に到着.折返し5147Mになります.

反対側のホームには山陰線のDCが待機.JR九州と同じキハ47ですがこちらは昔ながらのタラコ色.

山陰線・長門市行828Dのキハ47-2023.

こちらは後部のキハ47-3020.

828Dの出発動画(35秒).

その昔「はやぶさ」で機関車交換を撮影したころを思い出し,しばしホーム探索.

かつてブルトレが発着した有効長の長い上りホーム.現在使われているのは,先方の数両分のみ,

門司側にあるトラス構造の架線終端柱.

ホーム柱に残る謎の鎖.ちょうどマニ・カニが停車した辺りなので,台車/荷物の転動/盗難防止用でしょうか.

ホームにペンキ表記の山陽線529kmキロポスト.向こう側に正規のキロポストがあるはずですが,3番線は降車専用になっており立ち入りが出来ませんでした.

→1974年当時のキロポスト

3324M岩国行の115系黄色N-20編成.

回送でホームを通過中の切妻顔T-11編成.

駅前にも出てみましたがこじんまりとした感じ.反対側は港のすぐ近くで船が見えたのが意外でした.

5145Mの関門トンネルの通過動画です(175秒).

小倉駅に戻って,日田彦山線のDCを撮影.

日田彦山線,田川後藤寺行.キハ47-1047+キハ47-58.

943D出発の後追い動画です(24秒).

折尾・門ミフ に続く