さて,スタート時間になると見学者が改札前に集まり,担当のお二方の案内でツアーが始まりました.駅構内の踏切を渡り,給水塔の下から構内に入って,昔の木造校舎のような建屋の間を抜けていくと,転車台が現れます.
転車台の入換デモの動画です(108秒).車両はTH2107.
運転台は一般的な構造でした.右は転車台越しに駅を見通したところで,左側に給油施設,右が留置線です.
マスコンは明電舎の銘板が付いており,S29年4月製,製造番号17240,電動機5kW,一次電圧200/220V,2次電圧60/66Vと記載されていました.転車台の銘板は,鉄道省・図すて17,横川橋梁東京製作所,S12年,横線以下には部材の形状(エ,コ,L,リベットの製作工場名が記されています.文化庁の文化財等DBによると,直径18.3m,昭和15年となっており,製造年が合わないですね.設置が遅れたかな?
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扇形庫の左隣には,古い職場+倉庫を改装した鉄道歴史館があり,中を見学することが出来ます.駅名板や検修用具,役務設備など,懐かしい物品が展示されています.
鍛冶職場の炉.ここで鍛造もやってたんですねえ.その横にはエンジン消火ポンプもありました.
旧式の軌道照明盤.PC制御の画面よりも操作の実感がありそうですね.駅の釣銭器もなつかしのアイテム.
40分ちょっとの見学ツアーでしたが担当の方々の説明も興味深く,¥300の入場料がとても安く感じられ,楽しいひと時を過ごすことが出来ました.
3)二俣近隣駅 に続く